日常の小謎(12)~背比べの歌の謎(その後)

その他いろいろ

背丈を測ってくれたのは…?

先日、「日常の小謎~背比べの歌の謎」を前後編で書きました。

「日常の小謎10~背比べの歌の謎(前編)」

「日常の小謎11~背比べの歌の謎(後編)」


その折に、本やネットだけでなく人にも話を聞いていました。

私「5月によく聞く『せいくらべ』っていう歌、あるじゃん」

A君「ああ、『柱のきずはおととしの~』」

私「そうそう。『5月5日のせいくらーべー』ってやつ」

A君「ちまき食べ食べ、じいさんがー」

私「えっ!?」

ミスター勘違いA君(勝手に命名)は「兄さん」を「じいさん」だと思ってたようです。


さらに、

「ちまきの後の歌詞のことなんだけど…」

と、今回のテーマである

「昨日、比べりゃなんのこと

 やっと羽織のひもの丈」

の部分をどう解釈しているか聞こうとしたのですが…


「そっから先、知らない」


と、きっぱり言われてしまいました。

「えー! 知らないの?」

(こっちは2番も歌詞を見ないで歌えるけどなー)

と、思ったものの、話が続かないのでそこで終わりとなりました。

皆さんは2番まで歌えますか?


はしらにもたれりゃよくみえる

とおいおやまもせいくらべ

くものぼうしをぬいでさえ

いちはやっぱりふじのやま


と、歌ってみて「結構、記憶力いいな~自分」と、自画自賛。

だけど、あれれ? なんかおかしいぞ?

どこが間違ってるかわかります?


×よくみえる→すぐみえる

まず、ここ。

これだけなら「よくある勘違い」かもしれないんですが…。

正しい2番の歌詞は


はしらにもたれりゃすぐみえる

とおいおやまもせいくらべ

くものうえまでかおだして

てんでにせのびしていても

くものぼうしをぬいでさえ

いちはやっぱりふじのやま


真ん中の2行が、すこーんと抜けてました。

メロディーは「雲の帽子を~」のところが「ちまき食べ食べ」で、「いちはやっぱり~」が「やっと羽織の~」で歌ってました。

ええ、もう、十年以上そう思ってました。

今回、調べなかったら、ずーーーっとそのまま「自分はよく覚えてる。えらーい」と思っていたでしょう。

・・・はずかしーーー

人のことを「ミスター勘違い」とか、「え、知らないの?」とか言ってる場合じゃなかった。

やっぱ「へっぽこ」だなぁ。と自覚した出来事でした。

◎「せいくらべ」

作詞:海野厚(うんの あつし)

作曲:中山晋平(なかやま しんぺい)

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