背丈を測ってくれたのは…?
先日、「日常の小謎~背比べの歌の謎」を前後編で書きました。
その折に、本やネットだけでなく人にも話を聞いていました。
私「5月によく聞く『せいくらべ』っていう歌、あるじゃん」
A君「ああ、『柱のきずはおととしの~』」
私「そうそう。『5月5日のせいくらーべー』ってやつ」
A君「ちまき食べ食べ、じいさんがー」
私「えっ!?」
ミスター勘違いA君(勝手に命名)は「兄さん」を「じいさん」だと思ってたようです。
さらに、
「ちまきの後の歌詞のことなんだけど…」
と、今回のテーマである
「昨日、比べりゃなんのこと
やっと羽織のひもの丈」
の部分をどう解釈しているか聞こうとしたのですが…
「そっから先、知らない」
と、きっぱり言われてしまいました。
「えー! 知らないの?」
(こっちは2番も歌詞を見ないで歌えるけどなー)
と、思ったものの、話が続かないのでそこで終わりとなりました。
皆さんは2番まで歌えますか?
はしらにもたれりゃよくみえる
とおいおやまもせいくらべ
くものぼうしをぬいでさえ
いちはやっぱりふじのやま
と、歌ってみて「結構、記憶力いいな~自分」と、自画自賛。
だけど、あれれ? なんかおかしいぞ?
どこが間違ってるかわかります?
×よくみえる→すぐみえる
まず、ここ。
これだけなら「よくある勘違い」かもしれないんですが…。
正しい2番の歌詞は
はしらにもたれりゃすぐみえる
とおいおやまもせいくらべ
くものうえまでかおだして
てんでにせのびしていても
くものぼうしをぬいでさえ
いちはやっぱりふじのやま
真ん中の2行が、すこーんと抜けてました。
メロディーは「雲の帽子を~」のところが「ちまき食べ食べ」で、「いちはやっぱり~」が「やっと羽織の~」で歌ってました。
ええ、もう、十年以上そう思ってました。
今回、調べなかったら、ずーーーっとそのまま「自分はよく覚えてる。えらーい」と思っていたでしょう。
・・・はずかしーーー
人のことを「ミスター勘違い」とか、「え、知らないの?」とか言ってる場合じゃなかった。
やっぱ「へっぽこ」だなぁ。と自覚した出来事でした。
◎「せいくらべ」
作詞:海野厚(うんの あつし)
作曲:中山晋平(なかやま しんぺい)
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