水族館にぽんと置いてあったペンギンのイス。
アート作品のような風格があります。
足のあたりが結構リアル。
もしかしたら有名な作家の作品だったりして。
このイスを見たのは何年も前のことなので、まさか将来、自分でサイトを作るなんて考えておらず、「ネタになるかも!」と調べることもありませんでした。
そんなわけで、このイスの来歴はわかりません。
ところで、話がペンギンからそれてしまうのですがイスにちなんで、ふっと思い出したことがあります。
それは「ムーミンパパのイス」の話。
話がぶっとびすぎで申し訳ない。
イスしかつながりがないんですが…。
ある日、ムーミンは遊んでいるうちに、うっかりパパのイスを壊してしまいます。
もちろんわざとじゃないので、パパもムーミンを許してくれます。
ところが、困ったことになりました。
パパはお仕事ができなくなってしまうのです。
(ムーミンパパの職業がなんだか知ってますか?
アニメを見ていた人にとっては覚えていますか? かな。
じつは、小説家なんです。)
ムーミンパパは、いつもお気に入りのイスに座って物語を考えます。でも、そのイスが壊れてしまったせいで気持ちが落ち着かなくてペンが進まなくなってしまったんです。
さあ、困った。そこで…。
ブチッ。
ここでテレビを切られました。結構、遅い時間だったので。
「こんなん見てたら、いつまでかかるかわからん」
という正論。
自分にできる対抗手段はふてくされるだけ。
続きは見せてもらえませんでした。
こんなところで話をブチ切られたら、気になってしょうがない!
それからしばらく、「ムーミンパパのイス事件」は尾を引きます
話の続きが気になってしかたないので、どのムーミンシリーズのアニメかを確かめ、地上波はもちろん、BS、CSの番組表を調べ…。
ついに、数か月後(だったと思う)にその話を見ることができました。
その労力をほかに使えよ…。
自分でもそう思いますが、この時は気になって…。
で、パパのイスはどうなったのか?
えーと…。はっきり覚えてません。
「ええーっ!?」
お怒りはごもっとも。
ちゃんと最初から最後まで、その話は見たのですが
「そっか~。そういう話だったのか~」
と、納得したら気が済んだというか、もうそれでいいやというか。
それまでの執念はサラッと消えてしまいました。
納得いかない方のために、覚えているだけ書くと…。
(ここから先、うろ覚えです)
ムーミンパパが困っていることを知った村の人がみんなでイスを持ち寄って、ムーミンの家に集まりました。
でも、しっくりくるイスはなかった。
責任を感じたムーミンは、イスを作ろうとする。
でも、新しい木は家具には向かないと知り、
スナフキンにアドバイスをもらって古い木でイスを作る。
(作ったんだか、直したんだか、はっきりしません)
このイスがパパの新しいお気に入りとなりました。
めでたし。めでたし。
こんな感じでした。
人の記憶は、飛び飛びにしょうもないことを覚えています。
テレビを切られて腹が立ったこと、新しい木は家具に向かないこと、やっぱスナフキンはすごいな~ということ。
ちゃんと覚えているのはこれだけ。
すっかり忘れていたのに、「ペンギンのイス」がきっかけで、その時のことを思い出しました。
人の記憶って不思議です。
私の記憶がポンコツなだけかもしれませんが…。
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