日常の小謎(7)~桜餅、どっち派?

その他いろいろ

《 長命寺? それとも道明寺 ?》

そもそも桜餅に2種類あるのが議論のもと。

「桜餅、どっち派問題」

この論争に加わった、または耳にした人は多いのでは?

子どもの頃に「どっちの桜餅にするの?」と、

和菓子屋さんで購入する時に親に聞かれたなんて

思い出もあるかもしれませんね。

「どっちにするの?」


そう聞かれたとき、なんて答えてますか?



「つぶつぶのやつ」


いいんだけど、間違ってないけど…。

大人でこの返答は、ちとカッコ悪い。

この場合は「道明寺の方をください」

これがスマートです。


「クレープみたいなの」

こっちの場合は「長命寺の方をお願いします」

これでOKです。

最初の桜餅は、江戸時代に「長命寺」(現在の東京都墨田区)の門前で売り出されたらしいので、「元祖・桜餅」は長命寺の方でよさそうです。

「道明寺桜餅」はその名の通り、「道明寺」(大阪府藤井寺市)にゆかりがあります。元々は保存食として作られた「道明寺粉」を使って桜餅を作り、道明寺の近辺で売り出したことで広まったそうです。

「長命寺桜餅」は関東、「道明寺桜餅」は関西を中心に広まったようですが、今はスーパーで売っている「桜餅」のパックに両方入っていることもあるので、どちらも目にする機会があると思います。

桜の香りが春を感じさせてくれる桜餅。

それぞれに良さがあるので、春を愛でながらいただきましょう。

食べ比べしてみるのも一興です。

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