《 長命寺? それとも道明寺 ?》
そもそも桜餅に2種類あるのが議論のもと。
「桜餅、どっち派問題」
この論争に加わった、または耳にした人は多いのでは?
子どもの頃に「どっちの桜餅にするの?」と、
和菓子屋さんで購入する時に親に聞かれたなんて
思い出もあるかもしれませんね。
「どっちにするの?」
そう聞かれたとき、なんて答えてますか?
「つぶつぶのやつ」
いいんだけど、間違ってないけど…。
大人でこの返答は、ちとカッコ悪い。
この場合は「道明寺の方をください」
これがスマートです。
「クレープみたいなの」
こっちの場合は「長命寺の方をお願いします」
これでOKです。
最初の桜餅は、江戸時代に「長命寺」(現在の東京都墨田区)の門前で売り出されたらしいので、「元祖・桜餅」は長命寺の方でよさそうです。
「道明寺桜餅」はその名の通り、「道明寺」(大阪府藤井寺市)にゆかりがあります。元々は保存食として作られた「道明寺粉」を使って桜餅を作り、道明寺の近辺で売り出したことで広まったそうです。
「長命寺桜餅」は関東、「道明寺桜餅」は関西を中心に広まったようですが、今はスーパーで売っている「桜餅」のパックに両方入っていることもあるので、どちらも目にする機会があると思います。
桜の香りが春を感じさせてくれる桜餅。
それぞれに良さがあるので、春を愛でながらいただきましょう。
食べ比べしてみるのも一興です。
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