キングなペンギンなんだけど…
今日の主役はキングペンギン。
その名の通り「キング」なペンギンなのです。
とにかくサイズがビッグ!
ペンギンと聞いて、頭に思い浮かぶサイズは50~70センチくらい。
自分の感覚だと、「ひょい」と小脇に抱えたくなるサイズです。
わかりやすい例えだと、人間の赤ちゃんくらい。
ビジュアル面で最もペンギンらしい「アデリーペンギン」や、日本の水族館・動物園で一番目にする機会が多い「フンボルトペンギン」、昨日の記事で紹介した「ジェンツーペンギン」、さらに「ヒゲペンギン」なんかも大体同じ大きさで「中型」に分類されてます。
一方のキングペンギンは体長85~90センチで、小脇に抱えるには無理があるサイズです。人間でいうと幼稚園児くらい? 重さもだいぶあるので、ひょいっと持っていくわけにはいきません。
ドーンと立ってるキングペンギンの横を、ちょうどジェンツーペンギンが通りかかってくれた写真です。
だいぶ大きさが違うでしょ?
「このペンギンは特別に大きいな。だからペンギンの王様ってことで『キングペンギン』と名付けよう」
ってことで「キングペンギン」または「オウサマペンギン」と呼ぶことになったようです。
ペンギンの中の「王様」になったキングペンギンなのですが、その後、もっと大きな「エンペラーペンギン(コウテイペンギン)」が見つかって、なんだか微妙な立ち位置になってしまいます。
「え、オレ、王様なんだよね???」
王様と皇帝のどっちがえらいのかはわかりませんが、どちらにしてもたぶんペンギンたちは気にしてないでしょう。
ところで、キングペンギンにはほかのペンギンとは違う特徴がほかにもあります。
ペンギンといえば「アデリーペンギン」に代表されるように「白と黒」のツートンカラーですよね。
でも、キングペンギンは首元やクチバシがオレンジがかった黄色でとっても鮮やかな色をしています。
ちょっとスタイリッシュな感じです。
かわいいというよりカッコイイ!
日本で見られる施設は多くありませんが、存在感のあるその姿をぜひ見てほしいです。
◎キングペンギン(オウサマペンギン)
・特徴……首周りがオレンジ色っぽい黄色。大型。
・生息域…サウスジョージア島、フォークランド諸島、プリンスエドワード諸島など
🐧私が出会ったのは
「長崎ペンギン水族館」「旭山動物園」
*********************************
🐧 コメント欄 メールアドレスは公開されないので気軽に書いてください