AIペンギンミステリー(20)  第6話③

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《 サクラサク!? 》 (解答編)

「カレーにプラス?」


《AI学園》の入学説明会では、ロボQの話が続いていた。

 

「ところで、皆さん。そろそろお腹が空いてきたのではありマセンカ? もうすぐランチタイムですが、その前にさきほどの問題の答え合わせをしまショウ」

ロボQがそう言うと、スクリーンに問題が現れた。

【解答編】


ロボQ「上の例題を見ると『=』の色に合わせて計算式を解けば良いことがわかりマス。

問題の式の『=』は青なので、青い数字と計算記号だけを抜き出して式を解けばよいノデス。

よって、答えは『100』になりマス」



ロボQ「問題2は、問題1と同じ方法で『=』に合わせて、赤い色の文字を組み合わせマス。答えは『祝』デスネ」



ロボQ「サテ、問題3と4は四角い枠で隠された文字を考えるという問題デシタ。問題3はアイスクリームのイラストがあるので、スイーツや甘味に関係する言葉だと想像できたとおもいマス。答えは『トッピング』になりマス」



ロボQ「問題4は空のお皿のイラストから、出来上がる言葉が料理名だと推測できたと思いマス。答えは『トクベツメニュー』デス」

 スクリーンに映し出された問題と答えが消えて、再びロボQの顔がアップで現れた。

ロボQ「皆さん、お気づきデスカ? 4つの問題はすべて《AI学園》に関することだったのデス。入学できる人数は『100』名。合格を祝う『祝』。そして、優秀な生徒が権利を得ることができる物。それが『トッピング』と『特別メニュー』なのデス」

リュウ(トッピングと特別メニュー? なんだそれ?)

ロボQ「それでは皆さん、スマホを見てクダサイ」

 リュウはスマホの起動ボタンを押した。

リュウ「あっ、さっきはなかったボタンが増えてる。これってアプリなのかな?」

ロボQ「『+ト』というボタンがありマスネ。タップしてみてくだサイ」

 リュウが『+ト』のボタンをタップすると…。

〈タマゴ、チーズ、ミニカツ、温野菜、コーン〉

という項目が出て、選べるようになっていた。

ロボQ「問題1と2は、ランチの『トッピング』を獲得するために出題されマシタ。誤答、もしくは制限時間内に解答できなかった人が23名いましたが、今日は説明会なので特別に全員がトッピングすることができマス。今日のランチは『カレー』デス。トッピングをタップして選んでクダサイ」

 リュウは「温野菜」を選んだ。

ロボQ「そして、もう一つのお楽しみ、『特別メニュー』はのちほどお知らせしマス。権利を獲得したのは3名デシタ」

リュウ(特別メニューか。なんかスゴイものなのかな? それにしても、やっぱり普通の学校とは違うよなぁ)

《 To be continued… 》

次回は、

第7話「部屋と制服と食事」

問題編「今は解かない!? 問題」です

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🐧 今回はここまで。

楽しんでいただけたでしょうか?

《AI学園》ではミニテストの出来次第で料理にトッピングができるんですね。

「特別メニュー」も気になります。

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