《 長命寺桜もち 》
江戸時代、隅田川にほど近い「長命寺」の門前で売られたという元祖桜餅。
今でもそのお店は「長命寺桜もち」として受け継がれています。
さて、その「長命寺桜もち」に関する問題です。
一つの桜餅に桜の葉は何枚使われているでしょう?
私は「桜餅の葉は食べる派」なのですが、
ある時、「う~ん」と悩む事態にぶち当たります。
それがこの「長命寺の桜もち」を食べた時。
さきほどの問題の答えは、なんと「3枚」。
一緒に食べるには、いくらなんでも多すぎる…。
なんでそんなに多いのかというと、
「小謎(8)桜餅の葉っぱは食べる?」にも書いた通り
お店としては「葉っぱを食べることを想定していない」
からだと思われます。
葉っぱは「香りづけ&乾燥防止」用。
食べたければ、お客様のお好きにどうぞ。
というスタンスなんですね。
「長命寺桜もち」を購入したことがある方はご存知のはずですが、この桜の葉は大きくて香りが強い、とってもいい葉なんです。(大島桜の葉の塩漬け)
丁寧に軸の堅い部分はカットしてあります。
3枚は多いと思いながらもいろいろ試してみた結果、自分としては「葉っぱ1枚と桜餅を一緒に食べる」のがベストでした。
でも、それだと2枚余ってしまいます。
「こんないい葉っぱなのにもったいないなぁ」
そこで、考えたのが「桜のハーブティー」。
これもいろいろ試した結果、
桜の葉2枚+熱湯500ccくらい
これが、いい感じでした。
お茶を淹れると桜の香りが部屋に広がります。
塩漬けの桜の葉なので、うっすら味も感じます。
この方法に落ち着いてからは、家で「長命寺桜もち」をいただくときはこうしています。
多くの和菓子屋さんでは、桜の花の時期に合わせて桜餅が店頭に並びます。
「長命寺桜もち」は季節に関係なく、いつでも桜餅が購入できるので「桜餅が食べたいなー」と思うと、わざわざ買いに行くこともあります。
でも、お店まで結構歩くんですよね。
最寄駅は「浅草」「押上」「曳舟」あたりなんですが、隅田川まで15~30分くらいは歩くことになります。
浅草やスカイツリー観光のついでか、隅田川のほとりをのんびり散歩しながらお店に立ち寄るのがおすすめです。
今も昔も隅田川の堤は桜の名所です。
通常は店内で食べることもできますが、お花見の時期には購入のみ。長蛇の列ができるのも春の風物詩になっています。
月曜日がお休みなので、注意!
祝日によって火曜日がお休みになる時もあるようなので、事前にHPで調べるといいかも。
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《長命寺桜もち》東京都墨田区(月曜定休)
・長命寺桜もち…1つ、220円(バラ)
(箱詰め、篭詰めなど個数に合わせて購入可能)
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