犬はお家に帰れない!?
うろ覚えの漢字を書いた時、
「あれ、点つくんだっけ?」と思ったことはありませんか?
よく見かける間違いが「専」と「博」。
「専」には右上に点がつかず、
「博」には右上に点がつくのが正解です。
で、タイトルになっている「戻」なんですが、
この字に点はつくでしょうか?
「戸」に「大」で戻る。
もちろんつきませんよね。
納得いか~~~~ん!(今日の主張)
私は「戻」に、ついつい点をつけてしまいます。
なぜなら、「戻」という字を
「犬が家に帰る」と覚えてしまったから。
たぶん、小学生の時に母か祖母から
「犬がお家に『戻る』から『戻』という漢字になるんだよ」と教わったんだと思います。
「戸」はドアの意味。すなわち、「家」のこと。
そこに「犬」が「戻る」わけです。
元々の漢字の成り立ちも「戸」と「犬」で合っているのです。
それなのに、「よーし、なんかいろんな書き方してるみたいだから日本で使う漢字を統一しちゃおうぜ!」
ということになりました。
これがいわゆる「当用漢字」です。
「戻」は点がつかないことになり、「犬」はお家に戻れなくなってしまいました。
ちゃんと必要な「点」は残した方がよかったと思うんだけどなぁ。
ところで、冒頭に出てきた「専」と「博」のように、「点」がつくかどうか迷った時、皆さんはどうしてますか?
私はあることで判断しています。音読みで、
「ハ行」には点をつける。
「ハ行」以外には点をつけない。
先に謝っておきますが、これ100%じゃありません。
でも、「どっちだっけ~?」ってなった時、半分よりは上の確率で当たっていると思われます。
もちろん調べてから書くことが一番良いのです。どうしてもその場で書かなきゃならないときには参考にしてくださいね。
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